どんなビジネスでもそうであるように、ピジョンを円滑に運営するために私が毎日やらなければならないことはたくさんある。マーケティング、会計、直接注文、卸売注文、在庫管理、新しいピジョンのデザインなどなど。
しかし、私が定期的に行っていることのひとつは、ピジョンならではのもので、短いメモを手書きすることだ。
私たちは皆、毎日文章を書いているが、最近の文章の大半は携帯電話やノートパソコン、PCで書かれている。その量という点では、私たちは以前のどの世代よりもかなり多くの文章を書いていると思われるが、手書きで書かれる文章はほんのわずかである(あったとしても!)。
そこで今日最初の問題が発生した。 ひどい 落書き」。私の子供たちに聞いてみてください。私だけではない。今の時代、これはとても一般的な問題だと思う。
もしあなたが私と同年代かそれ以上(50歳を間違えている)なら、学校できちんとした筆記体の字を教わり、宿題もすべて手書きでやっていたことだろう。(今と違って、子供たちはノートパソコンや携帯電話、さらにはChatGTPまで持っている)。
しかし、あの幸福な日々が40年近くも前(あるいはもっと前!)であったのだから、私たちがかつて持っていたあの美しい「手」は、とうの昔に意味不明の落書きになってしまった......。
つまり、私が小さなメモ(ピジョンの仕入れを希望するショップに送るピジョンのサンプルのパックに同封する小さな手書きのメモである)を書こうとすると、2つの問題が発生する:
1 書くのに時間がかかる(今日は6本も書いて手が痛い!)。
2 できるだけ早く書こうとすると、ほとんど読めない。
それで今日、思いついたんだ。もしかしたら、そのうちのひとつをとてもゆっくり(そしてきれいに)書いて、それをテンプレートにして、すでに「手書き」の小さなメモを印刷することができるかもしれない。そうすれば、スピードも上がるし、仕事も楽になる。私がしなければならないのは、一番上に挨拶と名前を書くことだけだ。効率という点では、素晴らしいアイデアだった。
(心の奥底では、もしかしたら......という思いもあった。 違う 偽の」手書きメモというアイデアはあまり好きではなかったし、ピジョンの理念にもそぐわなかった...。)
そう思いながら、私は次のメモを書き始めた。そして今度は一生懸命に集中し、非常にゆっくりと、意味不明なスクイッグルがないことを確認しながら、まるでいつも手書きで書いているかのように、すべてが整然と秩序正しく見えるように書いた。
そして驚くべきことが起こった!私はこのノートを書くのが大好きだった!ばかばかしいようだが、私は実際にこのノートを書くのが楽しかった!次の仕事に取りかかるための単なる「仕事」ではなく、楽しいことのように感じたのだ。とても集中していたので、他の仕事や次のノートのことは一時的に忘れていた。
これは驚きだった!
それは まさか 本当に驚いたよ。何かをうまくやることにゆっくり集中すれば、ガラガラとやってみるよりも楽しめることはよく知られている。
でも、本当に立ち止まって考えさせられた。手書き」のノートを印刷するつもりはなかった。それどころか、手書きで書くことを楽しみにするつもりだった!
そこで解決策だ。私のように字が下手な人は、ゆっくり書けばいい。これは二重の喜びをもたらす解決策だ、 そして書くことがもっと楽しくなる。
時間が経てば、スピードがあってもうまく書けるようになるかもしれない。でも、正直に言えば、速くならなくても構わない。どんなスピードでもプロセスを楽しめれば十分なのだ。
ゆっくりした手書き万歳!
ジョン・モース・ブラウン
2024年10月